×[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
03/14(火)
出勤時、いよいよコンビニから食べ物がなくなった。
オニギリもサンドイッチもなかった。
カップヌードルだけがあった。
2つ買った。
『当時は食べ物がなくなる』なんて考えられなかった。
『念のため、夕飯の分』も買っただけ。
食料は外食産業の頑張りで、飢えることはなかったが、
医薬品は確実になくなった。
患者の命にかかわる栄養剤を
『調剤薬局には流通させず、病院に廻す。』
と宣言した外資製薬会社。
薬価の高い薬を優先して製造した某社。
国を動かしてまで、特定の疾患の患者を救おうとした某社など、
この震災では、製薬会社の姿勢の化けの皮が剥がれた気がする。
残念だが、化けの皮が剥がれたのは製薬会社だけではなく、
自分の身の廻りの人間達もそうだった。
計画停電が始まる折、
『零細企業は活動を中止しろ!』と、ツイッターでつぶやく人。
『関西以西への避難』をわざわざネットで宣言する友人。
『23区に住んでいる人間は優れている人間。
計画停電が嫌なら、23区に引っ越してみろ!』
と、挑発的な発信をネットでする友人。
『非常時に本性が見える。』とは言うが、
ここまで、本性を見せられると、
正直何を信じてよいのか解らなくなった。
上記の『信じられない行動』を発した人間の中には
今の今まで尊敬した人も少なくなかった。
その反面、医師、薬剤師、
特に自分の知ってる範囲での医師に
『子供や孫を疎開させ』たり、
『公的機関に不当な要求をし』たり、
『収入の少ない人、社会的弱者を卑下』したりする人が
いなかったことは、すごく喜ばしいことだし、
声を大にしてアピールしたい。
ナーバスな問題だけに投稿内容には
気を付けてきたつもりだし、
『何が言いたいのか?』は、ハッキリさせたいのですが、
今夜は激情を抑えられなくなってきたので、
今夜はこれまでにさせて下さい。
語りたいことはあと2回分くらい???あります。
http://
[0回]
PR
[0回]
PR
"
dc:identifier="http://rittounoburubon.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E3%80%85%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8/%E3%81%9D%E3%82%8D%E3%81%9D%E3%82%8D%E3%81%82%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E6%99%82%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%8B%E2%80%A6%E2%91%A5" />
-->
03/13(月)
計画停電を前に、営業するためには何が必要か?
何が足らないか?を考えた。
冷蔵庫、電話(問い合わせ)、一包化パック製造器、粉巻機、
電子薬歴閲覧、薬袋作成、
領収書発行すべて電気がないとできない。
が、
冷蔵庫…持参した保冷剤で代行可能(3時間程度なら)
電話(問い合わせ)…携帯電話で代行可能
一包化、粉巻き…お届けで代行可能
電子薬歴…事前に印刷で可能
薬袋…手書きで代用可能
領収書…未収で次回回収で可能
一時は、営業休止を本部に具申することも
考えたが、営業は可能と判断した。
何よりも、
『薬があるのに交付できない』という事態だけは
避けたかった。
そのために工夫を凝らすのが薬剤師の仕事だ。
月曜日朝一で近隣病院へ電話。
08:00から緊急会議。
その間は何人たリとも通すなと言われているとのこと。
終わり次第電話してくれるよう、それができないなら、
直接訪問する旨伝える。
終わり次第、事務長に当局に電話させることを
確約してもらう。
08:55 病院より電話。
やはり、計画停電中も営業はするとのこと。
お薬手帳を持っている患者は即時に、
手書きで処方箋を発行、薬局でDO処方がわかれば
薬局の言うなりに処方箋を発行することを確認。
その情報を聞いた後、薬局側では
電子薬歴の先読み機能を利用し、
150人の電子薬歴をプリントアウト。
患者名を言ってくれれば、出来る範囲で
患者の了承を得た上で情報提供する旨伝える。
結局は大騒動にはならなかった
(計画停電予定時間中は患者さんはこなかった。)
が、対応を出来たことは、勉強にはなった。
こうして震災後、3日は乗り切った。
が、大震災の恐ろしさ、そして都市機能の脆弱さを
思い知るのは03/14(火)以降のことだった。

http://
[0回]