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リットウノブルボンの独り言

保険薬剤師 リットウノブルボン40代独身。好き勝手に語っちゃいます!

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リスクマネジメントの勉強会

今日はリスクマネジメントの勉強会だった。

演者は製薬会社に勤めるドクター。
こういう面白い立場の人がいることに
まずビックリ。

講演内容もっとビックリ。

添付文書外の処方で
副作用が発生した場合、
副作用被害救済制度が使えないって事。

日本で許可されている医薬品で副作用が起こった場合、
お上『国』が面倒を見てくれます。

私はいつも患者さんに言っていることだが、
・副作用が起こるかどうかなんて、
 薬を出す前には解らない。

それでも、100000人に一人位は
予期せぬ且つ重篤な副作用が発生する。

だから、ドラッグストア医薬品の郵送販売が
認められていないのです。 

が、添付文章外の処方箋
なんてぇのはショッチュウあります。

勿論、処方箋を見て、
明らかにミスで打ち込まれたもの。
ミスでなくとも重篤な副作用が予想されるような
処方箋に対して医師に疑義を唱えるのが
薬剤師の仕事。

添付文章外の使い方でも、
十分に安全性が認められている使い方
は沢山あるし、
(変な話だが)その使い方でこそ
初めて効力が認められる医薬品さえある。

だから我々薬剤師は、
添付文章外の薬の使い方も
常に勉強し、医師に疑義を唱えるのだ。

が、添付文章外で起こった
副作用については国が責任を取ってくれない
と言うのだ。

おかしいかおかしくないかは、
とりあえず、ココでは論じない。
(俺個人としては当然おかしいと思う。)

が、その事実を知らず今日まで
監査し調剤してきたことが正直恥ずかしい。

演者は
『これからますます患者さんへの
 情報提供が大事になる。』と言っていた。

実はある医療系雑誌がやったアンケートで
薬剤師は薬の効能と用法の説明が大事だと考え、
患者は薬の副作用の情報提供が大事と考えている。
と言う結果があった。

かく言う自分も、
副作用の説明は殆どせず、
薬の効能や使い方に重きを置いた服薬指導を
行ってきた。

今日の講演と関係なく、アンケートの結果に驚き、
その日から副作用の説明に重きを置くようにした。

アンケートの結果は事実を裏付けるものだった。
薬の効能や飲み方を説明するときよりも、
副作用の説明をしているときのほうが、
患者さん、真剣に聞いているんだよね。

『説明はいいからさっさと出せや!』
なんて横柄親父も、
『チョットお時間よろしいですか?
 副作用の説明をしたいのですが。』
と言って、
『うるせぇな。』って言われたことはない。
(効能用法の説明の間に
 薬をひったくって帰ろうとする親父は沢山居たが…。)

いつも思うことだが、
自分の大事だと思うことと、
ユーザーの大事だと思うこと。

そのギャップを埋めるべく努力をしていないと、
ロートルになってしまう。

予備校の世界で、
そういう現実の厳しさを
骨身に沁みて知っていたつもりだが、
最近、抜けてきてしまったみたい。

久々に刺激を受ける講演でした。

他にも凄く刺激を受けたのですが、
ま、それはおいおいと。。。

ま、いつも思うことだが、
前に進もうとしないヤツは
早く薬剤師辞めてくれって感じかな♪

ヘルス パッション

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