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リットウノブルボンの独り言

保険薬剤師 リットウノブルボン40代独身。好き勝手に語っちゃいます!

そろそろあの日のことを語るべき時だろうか…②

今となっては信じられないが、
震災当日は、地震の後も全員平然と業務終了まで仕事していたし、
患者さんも普通に薬局に来ていた。

患者さんは口々に
『あんなの生まれて初めてだよ!!』
って言っていた。

80年生きている人生の先輩が
初めてってんだから、
半分しか生きていない私が
経験済みの訳ないですよね。なんて笑っていた。

営業終了後、近隣医療機関の
事務長と、あすも通常営業する旨確認し、
みんなを帰した。

いわゆる閉店業務は全部自分一人で
やって、残業して帰ることにした。

後で知ったことだが、うちの薬局とその近隣は
運が良かっただけで、県道隔てた反対側は
地震直後に停電。診察を終了した医療機関も多かったらしい。

帰宅ラッシュが始まり、目の前の県道は大渋滞。
残していた残務を全て終えてから
帰宅することに決めた。

夜21:00近くのラーメン屋で夕食。
チェーン店だったが、平然と営業していた。
客も全く動じておらず、普通の風景。
ちょっと奇妙な気がしたのを今でも覚えている。

ラーメン屋からの帰り、
県道の反対側が全部停電していることに気付く。
写真を撮ろうとしたが、躊躇われた。
今でも、『撮っておけばよかった。』とも思わない。

通電しており、こうこうと明かりが照らされる中、
TVを見ながら書類整理をしている私が、
興味本位に撮影してよいものだとは思わなかったからだ。

TVでは帰宅難民の報道をしていた。
当社でも新宿勤務の2名の職員が
会社に宿泊した。

2200退社

渋滞は解消はされていないものの、
かなり減っていた。
車よりもむしろ電車沿い県道が
歩行者で溢れかえっていた。
夜の2200である。
中学生と思われる子供も少なくなかった。

帰りにコンビニに寄る。
コンビニは大混雑。買い物に来たというよりは
帰宅難民が、家族との待ち合わせ場所に使っているように見えた。
が、真実は違った。
買い物しないのではなく、出来ないのだ。

コンビニから食べ物が消えた。
2011031122330000.jpg









こんなのを見たのは、後にも先にも初めて。
今回は先ほどと違い自分も『被害者』なので
躊躇なく撮影した。

コンビニの品薄状態は私が住んでいる街では
約1週間続いた。

1週間後、福岡の友人に
『こっちも物資が潤沢になってきたよ~』
と、メールした写真がこれ。
2011031919410000.jpg










帰宅したら、自宅も通電していた。
とりあえず、ネット、TVで情報収集することにした。

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